追記:PHP逆引きレシピについて
前回の記事が、やはりタイトルとは怖いもので、むやみやたらと注目を集めてしまった。
で、「エラー制御演算子 @」にたいして、私が思っているものは、そう。もっとも、普段は感覚的にヤバいよなーというくらいでしか考えていなかったが、今回、この「感覚」には、どこかに論理的な背景があるはずである、という仮定のもと、自分自身の「感覚」を文章化をした結果、まあ、それなりに納得いく話ができた、というものであった。
しかし、勘違いしないでもらいたいのは、「PHP逆引きレシピ」というのは、はっきり言って、非常に良い本 だということだ。
ただ一つ、きになるところが、「@」に関する扱いであったというだけであり、それ以外は、他のPHP関連の書籍ではあり得ないほどに突っ込みどころの少なく、初心者がはまるポイント・見逃しがちなセキュリティに関する項目についてよく書かれた、よくできた書籍だ。
1冊を通して、すべてに対して完璧な書籍、あるいは文章、もちろんブログ記事のような短いものでも、さらに言えばソースコードであっても、すべてに対して完璧であるものなど存在しないだろう。それは、人間が書いているんだもの。
で、その商品(今回は本ですが)に対する、総合的な評価というのは、「1 点の気になるポイント」で不当に下げられるべきではなく、多くの良い点のほうをむしろ注視すべきだ。
そんなわけで、総合的に見れば、非常に良く出来た本であり、何度も言うが、初心者でPHPを学び始める人がいたら、貸してあげたく、あるいは購入をすすめても良いと思う本である。
「PHPポケットリファレンス」など*1から、しばらく時代が進んだここ最近のPHPを扱うTips集本として、是非手にとってもらいたいと思う。
PHP 逆引きレシピ (PROGRAMMER'S RECiPE)
- 作者: 鈴木憲治,安藤建一,山田直明,八木照朗,山本義之,河合勝彦
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2009/06/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 42人 クリック: 291回
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*1:私も非常にお世話になった本だが [asin:4774125024]