卒研・卒研発表に関して(今更)
yuyarinの卒論発表会に参加して、というエントリーに、卒論を書いて、という形で応えてみようかな、と思った今日このごろ。
なぐりがき - ハチロク世代
とかいったものの、id:Hashとかが実は既にまとめてくれてたのね>< → 卒研発表を経験して気づいた、研究姿勢・プレゼン・質疑応答のコツまとめ - ミームの死骸を待ちながら
今日黒猫さんのエントリ見て知ったorz なんてこった。
大方、そうなんだな、と思う。
で。
私はそんなにまとめるのがうまくないので&2人とも良いこと言ってくれてるので、特にこれ以上なんてこともないんですが、やっぱり自分が一番思ったことを2つだけ!>< *1
ちなみに、基本的に私は、「コツコツと積み上げる研究者タイプ」ではないことは先に言っておきます。*2
そして、卒研とはこうあるべき!みたいなことはみんな言ってくれてるので、いや、実際こうだよね・・・的なエントリであることも先に言っておきます。*3
1.「自分の研究について一番知っているのは自分自身であるという自信」
もちろん卒研レベルですので、正直言って同じような既存の研究のレベルにすら到達できない、ということはほとんどだと思います。
研究の新規性?そんなものは卒研提出のためにこじつけたものがほとんどだと思います。いや、もちろんそうでない人もいるし、本来は新規性のある研究ばかりであるべきだと思います。しかし、卒業研究の実体はそんなものです。
で、それでも良いので。
問題は、以下のことを自分がどれだけ理解しているかに尽きると思います。
- 自分の研究はなにを目指したのか。
- そこにどの程度到達できたのか
- 逆に、どの程度到達できなかったのか。
- 理想の結果はなんだったのか
- どこを改善すればその理想に近づけるのか
つまり、「自分の研究について一番知っているのは自分」というのは、「その分野で一番知っている」ということではなく、自分自身が目指したところ、到達したところ、到達できなかったところ、それらをすべてひっくるめて知っているということです。
これさえおさえていれば、質疑応答で困ることはほとんど無いといえます。
時々、「どういう質問されるかな?」などと、質問のヤマをあてようとする人がいます。(事実うちの研究室にもいました)
これは本当に無駄な話です。
どんな質問されようと、結局発表した内容以外から質問されることはありません。
この辺でうまく雰囲気を持ち込めれば、あとは「コードは何行くらい書きました?」などとくだらない質問をされます。(ぉ
例外:
- 同じ研究分野で、自分の調査していない他人の論文の話を持ち出される。(「この研究の○○の部分は、●●という論文でたしか◎◎という手法がうにゃうにゃうにゃうにゃ・・・についてはどう思います?」など。)
- \(^o^)/
- そういう時は、心の中で「このKYが!」と叫びながらあたふたすると良い。(いや、それはダメだ!)
2.経験
もう本当これしかないと思うのですが、話すことになれないことには本当しょうがないんだな、と思います。
話すことが苦手な人は本当に、こればっかりは練習を重ねるしかないと思います。
ちなみに私は、幸か不幸か、口がウマいので、この点ではあまり困らなかったのですが、
それで調子のってあまり練習せずに発表したら、まぁ、自分では「こんなもんでしょ」というレベルの発表ができたのですが、別の研究室の友達から「おまえあんま練習しなかったっしょ」と後で言われました。
バ・・バレている・・・Σ(・ω・` )
ま、そういうことなので、練習しかないですね。
おまけ
おまけです。
ハチロク卒研発表会でも最後にちょこっと話しましたが、卒研で何が大変かって点をまとめます。
- 時間が無い
- 前期にやる英語論文の輪読。id:rindai87と話したけど、うちの大学だけじゃなかったみたいw *4
- テーマ決まるのが後期の頭とか
- なにを目標にしよう?
- この研究で嬉しいことってなんなんだろう?
- どうやって解決しよう?
- なにで実装しよう?
- そんなことを考えているうちに数ヶ月が光速に過ぎ去る。
- 「考えて実装」ではなくて「実験」とかやらなきゃいけない研究室はまたちょっと違うのかも。
- やっと実装始めたと思ったら今度は論文の目次考えろとか。
- もっと実装したいのに!
- 来週はゼミで発表だとか
- あさってまでにアブスト提出しろだとか
- 今週末には論文を先輩に見せるだとか
- やっと解放されたと思ったら論文がまっかっかに添削されて返ってきたとか
- 結論を出さなきゃいけない
- 卒研レベル・未完成 などと言い訳をしても、論文として完成させるためには、何かしらの結論を出さなければいけない。
- それが、正直既存研究と比べて別によくなった点なんかねーじゃん!と自分で思っても、何かしら良い点を見つけなければならない。
- そんな無理やり結論探すくらいなら続き実装(実験も?)*5したいよ>< とか思っても結論ださなきゃいけない。
- ということで、とりあえずな結論を出す。
- 妥協点
- そんなわけで、限られた時間の中で結論を出すには、自分の理想の完成形を捨てて、どこまで実装できるかを見極める。
- あとは妥協する。
- この見極めができていれば、↑で述べた、「どこまで到達してどこが到達できなかったのか」も自然と理解できる。
要するに、「何事も、早くやれ」ってことですね。。
結構当てはまった人も多いんじゃないかな、と思います。
相変わらず
まとまらない文章ですね。
まぁ私も2年後またあるので。
ハチロク生まれのみんなも、院生になるハチゴー生まれのみんなも、リスナーをほう〜とうなずかせるような素敵な研究と発表ができるように、そしてなにより自分が楽しめるように、がんばりましょう!!