肉とビールとパンケーキ by @sotarok

少し大人になった「肉とご飯と甘いもの」

#09 Sambaのインストール・設定::VMWare×CentOS5 Windowsでカンタン開発環境

要するに、ホストOS(Windows)から、ゲストOS(CentOS5)の中のファイルを直接いじれるようにしたいのです。

で、今回はウェブの開発環境を構築しているので、ウェブ関連のディレクトリにそのままアクセスできるようにしちゃいます。

余談ですが、sambaインストールしなくても、VMWare Playerの共有フォルダ機能を使えば共有ができそうな予感がしてますので、もしかしたら今後そういった方法も紹介するかもしれません。ただ、VMWareの機能を使ってフォルダ共有をする場合、ホストOS側にもVMWare Toolsなるものをインストールしなければなりません。これがちょっとひと手間です。

というわけで、とりあえず手軽にフォルダ共有しようぜ、てことでSambaのインストール方法をご紹介します。例によってrootになっておいてください。

Sambaインストール

[root@five ~]# yum -y install samba

Sambaの設定

Sambaの設定をします。

[root@five ~]# vi /etc/samba/smb.conf

[global]セクションの直下に下記のように設定します。

[global]

   dos charset = CP932
   unix charset = UTF-8
   display charset = UTF-8
  • ワークグループ名の変更

こちらには、Windowsのワークグループ名を入れてください。ちなみに私の家はMSHOMEにはなっていません(笑)ワークグループ名がわからない方は、「スタート→マイコンピュータを右クリックしてプロパティ→コンピュータ名」のタブから確認してください。

   workgroup = MSHOME
  • サーバ名を決める

こちらはまぁ適当に(笑)

   server string = CentOS5
  • 共有ディレクトリの設定をする

こんなカンジで最終行に追加をします。

[web]
  comment = Web Directory
  path = /var/www
  valid users = sotaro
  public = yes
  writable = yes
  printable = no

valid usersには、#05で設定した自分のユーザ名を入れてください。複数許可する場合は「,(カンマ)」区切りで名前を入れればOKなはずです。

以上で設定ファイルの書き換えは完了です。

ユーザをSambaユーザへ追加する

これをしないと、アクセスできるようにはなりません。

[root@five ~]# pdbedit -a sotaro
new password:(パスワード入力)
retype new password:(パスワード入力もういっかい)
Unix username:        sotaro
NT username:          
Account Flags:        [U          ]
User SID:             S-1-5-21-2103650520-2564294648-2760386565-2000
Primary Group SID:    S-1-5-21-2103650520-2564294648-2760386565-513
Full Name:            
Home Directory:       \\five\sotaro
HomeDir Drive:        
Logon Script:         
Profile Path:         \\five\sotaro\profile
Domain:               FIVE
Account desc:         
Workstations:         
Munged dial:          
Logon time:           0
Logoff time:          火, 19  1月 2038 12:14:07 JST
Kickoff time:         火, 19  1月 2038 12:14:07 JST
Password last set:    木, 11 10月 2007 01:23:56 JST
Password can change:  木, 11 10月 2007 01:23:56 JST
Password must change: 火, 19  1月 2038 12:14:07 JST
Last bad password   : 0
Bad password count  : 0
Logon hours         : FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF

Sambaの起動

[root@five ~]# /etc/rc.d/init.d/smb start
SMB サービスを起動中:                                      [  OK  ]
NMB サービスを起動中:                                      [  OK  ]

ついでに、自動起動も設定します。

[root@five ~]# chkconfig smb on

マイネットワークから確認

さて。いよいよWindowsからアクセスしてみます。

[web]と設定した項目が表示されるはずです。ServerStringに表示したCentOS5とホスト名のfiveも表示されています。ホスト名は、#04 インストールで設定したホスト名です。

ちなみに、表示されない場合はアドレス欄に

\\five\web

などと入力すればいけると思います。(「five」はホスト名にしてください。)パスワードとユーザ名を尋ねられたら、自分の使っているユーザ名とパスワードを入力すればOKです。

ファイルを作成してみる

ためしに、

\\five\web\html

の中に、「text.html」などと作成してみます。中身は「test2」とか書き込んでおきます(笑)
で、ホストOSのブラウザからhttp://192.168.11.100/test.html に行ってみてtest2が表示されれば完璧です。

その他

ゴミ箱機能なども使うことができます。そのあたりは、Samba 設定 などでググってみてください*1

*1:なげやり